東北大ゲートウェイカレッジとは?学部を決めず入学できる新制度を徹底解説

東北大ゲートウェイカレッジとは?学部を決めず入学できる新制度を徹底解説

東北大学が新たに設置する「ゲートウェイカレッジ」は、これまでの大学入試の常識を大きく変える制度として注目を集めています。

学部を決めずに入学し、幅広い分野を学んだうえで、3年次から自分の専門を選択できる——そんな新しい学びの形に、興味を持つ高校生や保護者の方も多いのではないでしょうか。

進路選択に悩む中で、

色々な分野に興味があって、受験前までに1つへ決めきれない

文理選択が将来に影響しそうで、とりあえずで選んで後悔しないか不安

と感じている人にとって、ゲートウェイカレッジは一つの有力な選択肢になり得ます。 この記事では、東北大学ゲートウェイカレッジの仕組みや特徴、入試制度、向いている人のタイプまでを、初めて知る方にも分かりやすく解説します。

本記事を監修する専門家
難波

独学で東北大学医学部に現役合格。塾講師として指導を行う中“塾外の時間”の使い方こそが成績向上の鍵だと気づき、「東北大専門塾Elevate」を創設。全国の受験生を支援している。

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現在は東北大学大学院加齢医学研究所にて、脳科学と教育を融合させた研究を行うと同時に、東北大学病院 認知症外来で診療に携わる現役医師でもある。学術と現場の両視点から、「自走力を育む学習法」の確立を目指し、受験にとどまらない“生きるための学び”を提唱。

目次

東北大ゲートウェイカレッジとは

ゲートウェイカレッジとは、東北大学が2027年4月入学から開設予定の、学部横断型の特別教育プログラムです。 「ゲートウェイ(Gateway)」には「玄関口」という意味があり、特定の学問分野に入る前にさまざまな専門分野の入り口を体験できる場として設計されています。

最大の特徴は、入学時点で所属学部を決めないことです。 通常の大学入試では、出願時に学部・学科を選択し、その分野を前提に4年間学ぶことになります。

一方、東北大ゲートウェイカレッジでは、入学後の1・2年次に文系・理系を問わず幅広い分野を学び、その経験を踏まえて3年次から所属学部を選択します。

制度としては、東京大学の「進学振り分け制度(進振り)」に近い仕組みですが、後述するように国際性の高さが大きな違いです。

ゲートウェイカレッジの3つの大きな特徴

東北大キャンパス

① 3年次から所属学部を選択できる

ゲートウェイカレッジでは、1・2年次は共通のプログラムに所属し、3年次から工学部・理学部・農学部・文学部などの各学部へと進みます。 現時点で公表されている定員では、工学部への進学枠が最も多く、次いで理学部、農学部、文学部と続いています。

高校生の段階では、「理系には興味があるけれど、工学と理学の違いがよく分からない」「文系だけれど、社会学か文学か決めきれない」といった悩みを抱く人も少なくありません。 そうした迷いを抱えたままでも、一度大学に入り、実際に学んだうえで進路を決められる点は大きなメリットです。

② 日本人学生と留学生が1対1の比率

ゲートウェイカレッジでは、日本人学生と留学生の比率が原則1対1になるよう設計されています。 同じ教室で学ぶ学生の半数が留学生という環境は、日本の大学では非常に珍しく、日常的に異なる価値観や考え方に触れることになります。

これは単なる「国際交流」にとどまりません。 将来、海外大学院への進学やグローバル企業への就職を目指す場合、多様なバックグラウンドを持つ人と議論し、協働する経験そのものが大きな財産になります

③ 授業はすべて英語で実施

ゲートウェイカレッジの授業は、原則としてすべて英語で行われる予定です。 そのため、英語を「受験科目」としてではなく、「学ぶための道具」として使う力が自然と鍛えられます。

最初から完璧な英語力が求められるわけではありませんが、英語で考え、英語で議論する環境に身を置くことで、4年間を通して実践的な運用能力が身につく点は大きな特徴です。

入試方式の詳細

ゲートウェイカレッジには、4月入学10月入学の2種類があります。
それぞれ募集人数や実施時期、選抜方法が異なるため、両者の違いを一覧表で確認してみましょう。

4月入学と10月入学の違い(募集定員・実施時期・選抜方法)

4月入学10月入学
募集定員88名(文系17名、理系71名)90名(文系17名、理系73名)
実施時期2026年11月頃2027年3月頃
選抜方法筆記試験、面接試験書類審査、筆記試験、面接試験
(全て英語)

表から分かるように、4月入学と10月入学は単に入学時期が違うだけではありません。4月入学は日本の高校卒業生を想定した選抜で、筆記試験と面接試験を中心に評価されます。

一方、10月入学では海外の教育制度にも対応した形となっており、書類審査を含むすべての選抜が英語で行われる点が大きな特徴です。

出願条件について

出願には評定平均4.3以上が求められており、学校内外での取り組みや資格、探究活動なども評価対象となります。
また、特に重視されるのが英語力、分野横断的な思考力、学習意欲、そして将来に対するビジョンです。

東北大ゲートウェイカレッジが向いている人

この制度が特に向いているのは、次のようなタイプの方です。

  • 将来やりたいことがまだ明確に決まっていない人
  • 文系・理系の枠にとらわれず、幅広く主体的に学びたい人
  • 英語力を本気で伸ばし、国際的な環境で学びたい人。

「最初から学部を決めきれない=不利」ではなく、「まだ決めきれていないからこそ活かせる制度」である点が、ゲートウェイカレッジ最大の魅力と言えるでしょう。

まとめ:進路に迷う人ほど検討したい新しい選択肢

東北大ゲートウェイカレッジは、従来の学部固定型の大学進学とは異なり、柔軟に進路を考えられる仕組みを提供しています。 幅広い学問に触れた上での学部選択、国際的な学習環境、英語による専門的な学び。 これらを同時に実現できる制度は、日本の大学の中でも非常に珍しい存在です。

もし今、「進路を決めきれないこと」に不安を感じているなら、それは決して弱みではありません。 幅広く学びながら、自分に合った専門を見つけたいと考える人にとって、東北大ゲートウェイカレッジは大きな可能性を秘めた選択肢と言えるでしょう。

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