【2027年度】東北大学入試 5つの変更点とゲートウェイカレッジを解説

2027年度から東北大学の入試が変わると聞いたけど、自分の志望学部は大丈夫?
ゲートウェイカレッジって何?AO入試と同時に受けることはできるの?
現高校2年生が受験する2027年度の東北大学入試では、新設されるゲートウェイカレッジをはじめ、一部学部のAO・後期入試廃止、募集人員の変更など、複数の重要な変更点が一度に公表されました。
この記事では、東北大学の入試説明会で解禁されたチェックしておきたい5つの変更点と、注目を集めるゲートウェイカレッジの最新情報を整理して解説します。志望学部に関係する変更点を見逃さないよう、ぜひ最後まで読んでください。

難波諒太朗
独学で東北大学医学部に現役合格。塾講師として指導を行う中“塾外の時間”の使い方こそが成績向上の鍵だと気づき、「東北大専門塾Elevate」を創設。全国の受験生を支援している。
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現在は東北大学大学院加齢医学研究所にて、脳科学と教育を融合させた研究を行うと同時に、東北大学病院 認知症外来で診療に携わる現役医師でもある。学術と現場の両視点から、「自走力を育む学習法」の確立を目指し、受験にとどまらない“生きるための学び”を提唱。
2027年度東北大学入試 5つの変更点
今年の入試説明会で公表された変更点のうち、受験生が特に押さえておくべき5点を解説します。自分の志望学部・入試区分に関わる変更がないか、一つひとつ確認してください。
①ゲートウェイカレッジが新設される
最も注目すべき変更点が、ゲートウェイカレッジの開設です。これは東北大学が新たに設ける学横断型の特別教育プログラムで、2027年度入試から選抜が開始されます。既存の一般入試やAO入試とは異なる新しい入試区分として加わり、特に工学部志望者や留学経験者にとって重要な選択肢となります。詳細は後のセクションで解説します。
②募集人員の変更と一部入試方式の廃止
ゲートウェイカレッジの開設に伴い、既存の入試区分でも募集人員の変更や廃止が生じます。
工学部では一般前期の募集人員が74名削減されます(2026年度比)。AO入試の募集人員は変更ありません。なお、ゲートウェイカレッジ(理系1期・2期)の合計144名のうち89名は4年次に工学部の研究室へ配属される予定のため、ゲートウェイカレッジを経由して工学部に進む道も選択肢の一つになります。
また、一部の学部・系ではAO入試や後期入試そのものが廃止されます。
- 教育学部・理学部物理系:AO3期が廃止
- 理学部生物系:後期入試が廃止
これらの学部・系を志望する受験生は、受験戦略の見直しが必要です。
③AO2期の第1次選考〜結果発表期間が延長
AO2期を受験予定の方への重要な変更です。これまでは第1次選考の実施から結果発表まで約1週間でしたが、2027年度入試では実施が11月7日・結果発表が11月20日と約2週間に延長されます。
AO2期の結果を受けて一般入試の準備に切り替えるタイミングが遅くなるため、スケジュール管理に注意が必要です。
④グローバル入試・国際学士コース入試が廃止
留学生や帰国生徒の方には特に重要な変更です。これまで設けられていたグローバル入試1期・2期と国際学士コースの入試が廃止となり、ゲートウェイカレッジの入試に一本化されます。該当する方はゲートウェイカレッジの入試内容・要件を早めに確認してください。
⑤個別学力試験の外国語選択肢が英語のみに
文学部・教育学部・法学部・医学部(医学科)の個別学力試験において、これまで外国語として選択可能だったドイツ語とフランス語が廃止となり、2027年度入試から英語のみとなります。これらの学部でドイツ語・フランス語受験を検討していた方は、受験計画の変更が必要です。
ゲートウェイカレッジとは?基本的な仕組みと最新情報
5つの変更点の中で最も影響範囲が広いゲートウェイカレッジについて、仕組みと最新の入試情報をまとめて解説します。
ゲートウェイカレッジの特徴
ゲートウェイカレッジは東北大学が新設する学横断型の特別教育プログラムです。主な特徴は以下のとおりです。
- 入学は4月入学と10月入学の2回あり、どちらにも並願が可能
- 日本人学生と留学生の比率が1対1に設定されている
- 全ての授業が英語で行われる
- 3年次の段階で所属学部を決定する
入試日程と配点
入試日程が公表され、第1次選考(筆記試験)は11月7日に実施されることが明らかになりました。この日はAO2期の第1次選考と同日のため、ゲートウェイカレッジとAO2期の並願は不可能です。一方、AO3期や一般入試との日程は重複していないため、それらとの並願は可能です。
| 選考段階 | 内容 | 配点 |
|---|---|---|
| 第1次選考 | 筆記試験 | 400点 |
| 第2次選考 | 第1次試験(筆記)持ち越し+面接試験 | 400点+200点=600点 |
配点の3分の1が面接に割り当てられているため、意欲やソフトスキルが高く評価される選考方式となっています。
Elevate塾長配点の3分の1が面接に分配されているほど面接の比重が高いので、意欲やソフトスキルが評価されます。筆記試験を何とか突破できれば、面接で挽回できる可能性があります。
求められる英語力の基準
選抜では英語スコアの提出が必要で、望ましい英語力の基準はCEFR B2レベル以上とされています。具体的な外部試験のスコア目安は以下のとおりです。
- TOEFL iBT:72以上
- IELTS:5.5以上
CEFR B2レベルは、東北大学の前期入試の英語を得点源にできるくらいの実力水準と同程度とされています。また、英語スコアの提出は10月頃に必要となるため、準備の開始時期が非常に重要です。



スコア提出が10月頃であることを踏まえると、ゲートウェイカレッジを目指す人は夏前の段階で、他の受験生より3ヶ月早く英語の実力をつけておくことが必須の条件です。
ゲートウェイカレッジに向いている人
これまでの内容を踏まえると、ゲートウェイカレッジは次のような受験生に特に向いていると言えます。
- 英語力が高く、英語で学ぶ環境に積極的に取り組める
- 特定の学部・専攻にこだわらず、3年次まで幅広く学びたい
- 留学生とともに学ぶ国際的な環境を求めている
- 工学部への進学を目指しているが、一般入試とは別の選択肢も持ちたい
- 意欲・論理的思考・コミュニケーション力を面接でアピールできる
なお、ゲートウェイカレッジの選抜に関する詳細は、東北大学から発表される募集要項で必ず確認してください。
まとめ|2027年度東北大学入試の変更点を把握して早めに戦略を立てよう
2027年度東北大学入試の主な変更点を振り返ります。
- ①ゲートウェイカレッジが新設(学横断型・英語授業・4月と10月の2回入学)
- ②工学部一般前期が74名削減、教育学部・理学部物理系のAO3期廃止、理学部生物系の後期廃止
- ③AO2期の第1次選考〜結果発表が約2週間に延長(11/7実施→11/20発表)
- ④グローバル入試・国際学士コースが廃止→ゲートウェイカレッジに一本化
- ⑤文学部・教育学部・法学部・医学部の個別試験で外国語がドイツ語・フランス語廃止→英語のみに
受験は情報戦です。これらの変更点をいち早く把握し、自分の受験戦略にどう影響するかを今すぐ整理することが合格への第一歩となります。Elevateでは、今回紹介できなかった配点・入試内容が変わった学部についても、今後の動画でさらに深掘りしていく予定です。
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